天体写真

2013年12月 8日 (日)

番外編 潮岬の夕陽・金星と月

11月22日に見ることができなかったアイソン彗星は、太陽に接近するとともに消えてなくなってしまいました。10日頃には絶対見ようと意気込んでいたのですが、かなわぬ夢となってしまいました。

さて、5日は月齢2の細い月と、金星が夕暮れの西の空に並ぶ日。天気がよく夕日も期待できそうなので、海からあがって器材を片づけ、日没の30分ほど前に潮岬近くの海が見えるところに行きました。着いた時はまだ日が高かったので、上空を飛ぶ飛行機や潮岬灯台などを撮りながら時間をつぶします。
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カメラのセッティングを終え、そろそろ太陽が低くなって来たとき、左手から大きなコンテナ船が近づいてきました。鉄道写真では「被り」を気にするのですが、まさかこの広い海で太陽の位置とピッタリ合うことはないだろうと楽観していましたが・・・時間が経つにつれ、何かイヤな感じに。そしてまさかが現実に。太陽が水平線と接するいちばんいいタイミングでコンテナ船がフレームに侵入。ゆっくり進む大きな船が抜けた時には太陽は水平線にかなり隠れてしまったあと。撃沈。トホホ・・・

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気を取り直して次は月と金星です。空はまだ明るさを残すなか、月齢2の細い月と金星が並んで光っています。月と金星の距離、水平線からの高さに合わせたレンズを使い、刻々と色を変える空と共に露出もいろいろ変えて撮ってみました。ほとんど経験がなくてもその場で写りが確認できるデジタルのありがたみを感じた撮影でした。
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2013年11月24日 (日)

【番外編】 2013年11月22日 ラブジョイ彗星

22日は休みだったので、今話題のアイソン彗星を見ようと計画していました。どうせなら空のきれいな串本で、そしてついでに海に入れば一石二鳥です。でも、21日は早朝から上郡までEF66-27を撮りに行って仕事。そのまま串本に走っても到着は午前1時は過ぎる。アイソン彗星は夜明け前の1時間が勝負。となれば2日続きの睡眠不足はちょっと辛い、と思いながらもやっぱり行ってしまいました。

22日は4時に起きて東方向が開けている海岸沿いでスタンバイ。月明かりが強いのが気がかりですが、まずは手始めにラブジョイ彗星を探します。双眼鏡を向けると難なく見つかりました。一度位置がわかってしまえば肉眼でもぼんやりした光がわかる5等級くらいの明るさがあります。

天体用の追尾システムなどは持っていないので、普通にカメラをセット。ラブジョイ彗星はファインダーを通しても見えるほどなので、楽にフレームに入れることができました。そして露光時間を変えながら何カットか撮影。目では見えない尾も薄いながらはっきりわかる程度に写ってくれました。内1カットには近くを通過する人工衛星が写り込んでいます。

2013年11月22日 串本 ラブジョイ彗星 (トリミング)
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ラブジョイ彗星と人工衛星
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さて、ラブジョイ彗星が簡単に見られたので、より明るいアイソン彗星は楽勝だと思い、徐々に明るくなる東の空を一生懸命見たのですが、見つけることができないまま時間切れ。東の低い空にはまとまった雲の塊は見えなかったのですが、これも素人の悲しさか・・・悔いの残る結果に終わりました。このあと29日の太陽最接近まではチャンスがなさそうなので、12月になって離れつつある時期にリベンジしたいと思います。

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2012年6月 7日 (木)

【番外編】 6月6日 金星の太陽面通過

6月6日は金星の太陽面通過があったので、休みをとりました。
当初、串本に行くつもりでしたが、台風3号が南の海上を通るために避け、前日夜には一旦京都に戻りました。(結果的には串本は晴れたようです)

金星の太陽面通過は金環日食と違い全国で同じように見えるので、前日夜から動ける範囲なら移動するつもりで、天気予報をにらみながら考えます。近畿より西はおおむね晴れの予報ですが、西に行くほど朝から天気はよさそうです。京都や滋賀は午前9時頃まで曇り予報のところもあり微妙。

午前3時、自宅から空を見ると曇っています。4時になってもやはり曇り。午前4時半、地元での観察は諦め、西に向かって出発しました。名神から中国道に入り大阪周辺はどんより曇っています。そして山陽道に。金環日食を見た淡路島を考えていましたが、南の空は雲に覆われているので、そのまま西へ。そしてようやく加古川あたりから雲が切れて青空が広がってきました。そこで、思うところがあって姫路に決定。

午前7時11分、太陽の左側から金星のが太陽面に入ってきたところから撮影開始。金星が太陽面を抜けるのは13時47分と長いので、姫路で8時過ぎまで観察したあとは撤収して、自宅経由で滋賀県まで移動しながら、1時間おきに計6か所で撮影しました。

2012年6月6日 金星の太陽面通過 7時24分
201206069907249時07分
2012060699090711時02分
2012060699110213時29分
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2012年5月21日 (月)

【番外編】 5月21日 金環日食

5月21日は金環日食。この日ばかりはこれが最優先になるのは言うまでもありません。とはいっても、今回の日食は私にとってダイビングのホームグラウンド、串本が中心食線。最高の条件で金環日食を見て潜るなんていう贅沢ができるのです。こんなにラッキーなことはありません。あとは晴れを願うだけ。今回は日曜、月曜と休みをとって土曜夜に串本に入りました。

土曜日は2本潜って、日曜日は金環日食を見てから潜る予定だったのですが、土曜日午後には天気が崩れ、雨になりました。そして日曜日の天気予報は曇りか雨。串本の天気、特に前線による天気の崩れは予報通りにならないことが多く、雨予報で晴れることも多々あるのですが、その可能性に賭ける勇気なく、土曜日夕方に串本を離れ、一旦京都に戻りました。

ここからが大変。日本列島を東西に横切る金環食帯のどこに動くかを考えなければなりません。鉄道撮影を兼ねて関東行きも考えましたが、低気圧と違い前線の動きは予想しにくく、予報では所々晴れマークはあるものの確実な場所はありません。そうこうするうち関東は時間切れ。金環食帯の地図、各地の雲の動きや予報、移動時間をみて淡路島に決定しました。

朝4時過ぎに家を出て、日食が始まる時間には十分な余裕をもって洲本に到着。雲が多いながらも晴れています。6時15分過ぎ、太陽の右上から太陽が欠けはじめました。このままいけば最高の条件!でも、そううまくいくはずはありません。食がすすむにつれ雲がかかり、雲の間から見えたり隠れたり・・・ヒヤヒヤ、ドキドキしながらも、欠けはじめから金環食、食の終わりまでおよそ2時間半、何とか見ることができました。

その後、各地に出かけた友人や報道によると、串本も晴れたとのこと。浜名湖周辺もバッチリ。大阪、神戸、そして地元京都も晴れ。なんのことはない。最初の計画通り串本に残っていればよかったのに・・・という結果になりました。

さて、私にとっておそらく最初で最後の金環食。リング状の太陽が空に浮かぶ光景は一生忘れることができない幻想的な体験でした。金環の数分間、そのいくらかは雲の動きに気持ちを持っていかれたのが正直なところですが・・・

2012年5月21日 兵庫県 淡路島 洲本市にて
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